新編・伊勢物語 第3116段 今年の寒の入り当たりて 星原二郎第3116段 今年の寒の入り当たりて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年1月5日 暦の寒の入りを迎へ朝戸風の冷たさに 歌を 冬帝の 凛たる意志を 風に知り 真向かひて起つ 老いの抵抗 と詠み、人生の七十数回目の春を迎へるべく レジスタンスの意志を表しけり。