第3104段 連作『頬杖を衝く』其の拾肆 アフリカ系アメリカ人の歴史
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に
【頬杖を衝く】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その14首目の作は
人間が 人間を売り買ひ することの
歴史がありて 溜息をつく
この歌の心はかって世界に広く存在せし
奴隷制度を憤りての作なり。
モチーフはアメリカのテレビドラマの『ルーツ』にて知りたる
アフリカ系のアメリカ人の苦難の歴史が脳裡にありて
生まれ出でたる作なり。