新編・伊勢物語 第3103段 連作『頬杖を衝く』其の拾参 孫の進みゆく道に 星原二郎第3103段 連作『頬杖を衝く』其の拾参 孫の進みゆく道に 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年12月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に 【頬杖を衝く】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その13首目の作は 人は皆 向きと不向きが あるゆゑに 孫の行く道 頬杖を衝く その男の初孫は助産師を目指し某医療系の大学へと 進学を果たしたればその将来を慮りての作なり。 孫の行く道に幸あれ! 甘き爺なり。