新編・伊勢物語 第3093段 連作『頬杖を衝く』其の参 若き日の出会ひと別れに 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第3093段 連作『頬杖を衝く』其の参 若き日の出会ひと別れに

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男、令和6年12月5日付けの

立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に

【頬杖を衝く】と題し連作15首を発表し

評価を世に問ひけり。

その3首目の作は

 

若き日に 袂を分かつ 友のこと

    懐かしみ今日 頬杖を衝く

 

人生では多くの出会ひと別れを繰り返し

成長し成熟し老いてゆくのであるが

振り返り見るとはつまりその男の老い為せる業とぞ覚えけり。