第3092段 連作『頬杖を衝く』其の弐 魏志倭人伝の謎に対ふ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に
【頬杖を衝く】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その2首目の作は
謎多き 魏志倭人伝 幾たびと
読み直しつつ 頬杖を衝く
魏志倭人伝とは勿論、中国の歴史書の事にて
「邪馬台国」「卑弥呼」の記述にて有名なる書物なり。
此の書物、謎多く解釈が難しく諸説紛々なり。
而して、その男も謎の解明に挑みたる折の作なり。
独自なる解釈はすれども裏付けとなる資料に乏しく
つまりはお手上げ後の頬杖を衝きたる様を詠みたる作なり。