第3091段 連作『頬杖を衝く』其の壱 信長公を本能寺より救へば
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に
【頬杖を衝く】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その1首目の作は
たら・ればに 信長公を 本能寺の
死地より救ひ…頬杖を衝く
歌の心は家臣である明智光秀公の裏切り・謀反により
本能寺の変にて無念の死を遂げたると伝はる織田信長公なれども
その後、本能寺より信長公の遺体は消へ
つひに明智勢は発見に及ばざると歴史書は伝へたれば
生き延びたる信長公のその後を想ひて…の作なり。