第3083段 戸倉上山田温泉の国民温泉
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年11月下旬
みちのくのあなたこなたをさまよひ
信濃の国 つまり今の長野県の戸倉上山田温泉の
名湯の「国民温泉」に入り
歌を
紅白の 話題が湯に 溢れゐて
戸倉上山田の 共同湯の老い
訪ねたる前日がたまたま
NHKの大晦日の恒例の癌組の
「紅白歌合戦」の出場歌手の発表の日なれば
所謂、老いの戯言、世間話、雑談、四方山話
を豊富なる温泉の溢れ出でるままに楽しみゐる
様を詠みたる作なり。
而して「国民温泉」とは一共同浴場にては
大層なる名称とぞ覚えけり。
されど問題になる事はなく
まさに平和なる日本の初冬なり。