第3082段 那須温泉の「鹿の湯」
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年11月下旬
みちのくのあなたこなたをさまよひ
下つ毛の国 つまり今の栃木県の那須温泉の
名湯の「鹿の湯」に入り
歌を
哲学に 首までつかり 悩みゐる
否よ楽しむ 「鹿の湯」の老い
那須温泉の共同浴場である「鹿の湯」は
或る雑誌の日帰り入浴グランプリの上位になりたる名湯なり。
而して、その浴槽は42度、43度、45度、47度、48度の
温度の違ふ浴槽がありて
それぞれが好みの温度の硫黄泉を楽しみゐたり。
因みにその男も48度の超高温湯に挑戦はすれど
指先までにて断念し、つひには諦めけり。