新編・伊勢物語 第3030段 未来の自分から今の自分への助言 星原二郎第3030段 未来の自分から今の自分への助言 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年9月下旬の或る日 その男、聴力の低下に悩みたれば つひに補聴器の購入を決意し試供の補聴品を装着しての 生活を始めければ補聴器に対しての想ひを まう一首、歌に 未来世の 自分から今の 自分へと 助言も聞ける 補聴器なきか と詠みけり。 実現すれば必ずや失敗を未然に防ぐ事が出来 万々歳なり。 而して、この発想もまた老いの妄想とぞ覚えけり。