新編・伊勢物語 第3007段 宇陀の又兵衛桜 其の⑦ 星原二郎第3007段 宇陀の又兵衛桜 其の⑦ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年8月9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』286号に 【宇陀の又兵衛桜】と題し連作17首を発表し 評価を世に問ひけり。 その7首目の作は 無念の死 遂げたる武士の 思ひにや 又兵衛桜 年ごとに咲く この又兵衛桜は樹齢300年を越す枝垂れ桜にて その姿かたちはまさに戦国の武将を連想させる堂々たる 枝ぶりの名桜なり。