新編・伊勢物語 第3002段 宇陀の又兵衛桜 其の② 星原二郎第3002段 宇陀の又兵衛桜 其の② 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年8月9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』286号に 【宇陀の又兵衛桜】と題し連作17首を発表し 評価を世に問ひけり。 その2首目の作は 妨げる 雨止み今し いで立たむ 行くは大和の 又兵衛桜 見に行かむと決めたる日はたまたま 朝からの雨にて程なく止みたれば 幸先よきと気をよくしての出立の折の作なり。