第2964段 稠密の東京から若者の移住を
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年7月11日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
稠密の 東京を捨て 若者よ
三陸、能登へ 移り行けかし
を事前に提出し臨みけり。
「稠密」とは人口の密度の高いこと。
歌の心は現代の東京都一局集中に違和感と
危機感を強く感じそれを解消するには
過疎化の進む地方への若者の移住が
喫緊の課題とぞ覚えての作なり。
而して、問題はその地方での仕事先にて
これまでの長き歴史の示す通り人の営みが
連綿として続き来たれば憂へる事は無きとぞ覚えけり。
した歌会での評価はその点の理解が得られず
低き得点となり無念なり。