第2958段 連作【寓歌】 その14 黄泉へ逝くのはネコバスで
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』285号に
【寓歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その14首目の作は
黄昏は 黄泉への入り口 思はせて
西へと向かふ ネコバスがゆく
ネコバスとは勿論、スタジオジブリの作品である
『となりのトトロ』に出てくるキャラクターの一つなり。
黄泉とはあの世のこと、つまり死後の世界へは
ネコバスの如き乗り物にて逝くのもいと面白きことぞとの
妄想より生まれ出でたる作なり。