第2923段 連作「北海道を」 その23想定外の出来事は想定内
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第23首目は
予期出来ぬ 事が起こるは 想定内
北海道を ひとり旅ゆく
昔の諺に「旅の恥は搔き捨て」あり。
その意とすることは見知らぬ土地なれば
勝手が違ひ恥を掻く事があるのを言ひたる言葉にて
決して、旅先では出鱈目、無茶をしても許される との
意味にはあらず。
その男の今回の北海道にても、道警にスピード違反にて
罰金刑を受けたる事や道を間違へたる事などなど
多くありての感慨の作なり。