第2918段 連作「北海道を」 その21北海道の土地はアイヌのもの
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第21首目は
元々は アイヌの民の 大地にて
北海道より 和人出でゆけ
この歌の心、かなりの極論にして暴論とも
捉へられる可能性、いな危険性がかなり高いのであるが
その男の本心はアメリカ大陸におけるネイティブアメリカン
オーストラリア大陸のアボリジニ同様に
返還されるべきとの思ひに拠る訴への歌なり。
歴史の不可逆は有り得ぬことなれど
すくなくとも先住民ファーストであるべきとぞ強く願ひけり。