第2917段 連作「北海道を」 その20縄文の竪穴住居は土葺きの屋根
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第20首目は
縄文の 竪穴住居の 土葺きを
土蜘蛛と呼ぶは 渡来の人か
「土蜘蛛」とは古事記に見られる表記にて
その男の見方としては半島と大陸より
鉄と米と仏教を携へて来る者等の
先住民である縄文人に対する蔑称なり。
現代の復元されたる竪穴住居の多くは茅葺屋根なれど
元々の竪穴住居は土葺きがその男の持論なり。
茅葺屋根となりたるは時代が下り古墳時代以降とぞ覚えけり。