第2912段 連作「北海道を」 その16室蘭の白鳥大橋を通りて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第16首目は
再びは 渡ることなけむ 室蘭の
白鳥大橋 いま海の上
室蘭市にある白鳥大橋は東日本最大の吊橋にて
国道37号線上にあり室蘭市の陣屋町と対岸の絵柄半島を結んでをり
その美しき事は称賛にあたひし
その男、橋マニアなれば是非とも渡りたき橋なれば
念願叶ひ大いに喜びけり。