第2907段 連作「北海道を」 その11コロボックルに会ふ事を願ひて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第11首目は
コロボックルに 会ひたかりけり 北の地へ
コロナ治まられども 行かむと決めて
※コロボックルとはアイヌの人達に伝はる伝説上の小人なり。
アイヌの伝説に拠れば「蕗の葉の下にゐる者」の意にして
アイヌ以前の先住民説も考へられる謎多き伝承なり。