第2904段 連作「北海道を」 その⑨赤き夕日は明日への予祝
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第9首目は
厳かに 海へ日輪は 沈みけり
明日も佳き日と 予祝し赤く
色彩の「赤」の語源は「あかるき色」にて
逆に「黒」の語源は「暗き色」にして
その日の夕日の赤はまさに明日の予祝とぞ覚えての作なり。