新編・伊勢物語 第2903段 連作「北海道を」 その⑧太平洋に沈む夕日を肴に飲む 星原二郎第2903段 連作「北海道を」 その⑧太平洋に沈む夕日を肴に飲む 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年五月上旬の3日 その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の 発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に 『北海道を』をと題し連作43首を発表し 評価を世に問ひけり。 その連作の第8首目は 太平洋に 沈む夕日が 肴にて 男ひとりの 船の旅ゆく 初夏の海風、海に沈む夕日、ゆっくりと進む船 心豊かにゆるやかに飲みつつ時を過ごしての作なり。