第2901段 連作「北海道を」 その⑦遊び足らざれば
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年5月3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第7首は
老いたれど 未だに遊び 足らざると
思ひひしひし あくがれて旅く
歌の心は、旅こそ、男の遊びとの哲学を実践しての作なり。
老いとは肉体の老化を言ふのではなく行動力の衰へを意味する
言葉とぞ覚えての作なり。