第2898段 連作「北海道を」 その④フェリーの速度
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第4首は
勇魚取り 大海はるか 進み航く
フェリー「いしかり」の この速度よし
※初句の「勇魚取り」の「勇魚」とは鯨の古語にて
「勇魚取り」とは大海に係る枕言葉なり。
フェリーの速度は飛行機より遅く
自動車の市街地走行に近く
凡そ通常は22ノット、時速ではやく30キロ位にて
海風が心地良く感じられる速さなり。