新編・伊勢物語 第2895段 連作「北海道を」 その②客船にて飲むビール 星原二郎第2895段 連作「北海道を」 その②客船にて飲むビール 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年五月上旬の3日 その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の 発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に 『北海道を』をと題し連作43首を発表し 評価を世に問ひけり。 その連作の第2首は 客船は 寛(ゆた)にたゆたに 海原を 進みい航(ゆ)く ビールが美味い 歌の心は太平洋フェリーにて 名古屋港発苫小牧港行きの「いしかり」に 乗船して出港を祝ひ飲みたる時の作なり。