第2861段 おでんの人気の品の大根の呼び名
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年3月の或る日
俳句を嗜む友人とおでん屋へと行きて
食べつつ、飲みつつ俳句の季語の話となり
おでんの定番の一つである大根の呼び方についての
議論となり
歌を
大根否 大根ぞこれは 俳人の
友とおでん屋に 飲みて諍ふ
而して、この論争 どちらも意地があり
俳句と和歌の伝統のプライドがぶつかり合ひ
単なる酒の肴から論争となり
お互ひに譲り合はねば不毛の争ひとなれば
話題を変更し事無きを得たり。