第2848段 連作『近江の国にて』其の伍 琵琶湖周航の歌の聴き比べ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年の早春
念願の近江の国へと行き
滞在したる折の連作を
令和6年4月10日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの56号に
『近江の国にて』と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その伍首目の作は
十人の 琵琶湖周航の歌 聴き比ぶ
それぞれの声 甲乙つけがたし
この歌の心は近江の国は高島市の今津町にある
「琵琶湖周航資料館を訪ねたる折の作なり。
具体的に十人とは加藤登紀子、倍書千恵子
水森かおり、藤圭子、三条正人、小林旭、
ダークダックス、デュークエイセス、ボニージャックス等による
共演にて、しばしの時を聞き惚れて過ごしけり。