第2844段 連作『近江の国にて』其の壱 宇治の橋姫
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年の早春
念願の近江の国へと行き
滞在したる折の連作を
令和6年4月10日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの56号に
『近江の国にて』と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その一首目の作は
久しくも 恋こがれたる 夢かなひ
宇治の橋姫 今日逢ひに行く
京都は宇治川の宇治橋にて祀られゐたる美しくも妖しき姫君。
縁切の神として有名なり。
本名は瀬織津姫にて、、悪縁にて悩みゐる者あらば
霊験あらたかなる宇治の橋姫神社へと参拝を勧めるなり。
利益やあらむ。