第2843段 祖父が唄ふ子守唄
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年3月16日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の歌を
〈庄屋の子 泣くとお薦の 子にやるぞ〉
安城の祖父が 子守と唄ふ
事前に提出し臨みけり。
※「庄屋の子」とは赤子を褒めての比喩にて
「お籠」とは現代風に言へばホームレスの人を指す言葉なり。
歌の心はその男の乳幼児期に聴きたる子守唄にて
昨年の12月より続きたる刈谷市文化協会の歌会での
言はば、民謡・子守唄シリーズの第5弾に当たる作なり。
而して、この歌の評価は「お薦」等の古き言葉が理解されず
無念なり。