新編・伊勢物語 第2837段 連作『慣用句の歌』其の拾伍 縁は異なもの 星原二郎第2837段 連作『慣用句の歌』其の拾伍 縁は異なもの 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年2月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』284号に 【慣用句の歌】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その15首目の作は あなたとの 縁は異なもの 味なもの 腐れ縁にて 五十年過ぐ その男の古き友との関係を詠みたる作なり。 厳密に申せば五十年を優に越えたる仲もあり 人間関係の面白さとぞ覚えての作なり。