第2816段 シジミチョウに誘はれタイムスリップして行く先は
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年3月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』284号に
【徳川家康の所縁の地への吟行】と題し連作5首を発表し
評価を世に問ひけり。
その5首目の作は
蜆蝶 松平郷を ひらひらと
秋の陽のもと 遠世へ誘ふ
松平への吟行会の日はまさに秋の好天に恵まれ
歌の仲間と談論風発、和気藹々、歌論交換
意気軒昂のうちに巡りつつ
出会ひたるシジミチョウの招きに遇ひ
タイムスリップしたる感覚となり詠みたる作なり。