第2805段 連作『隠岐の島にて』其の拾漆 隠岐に知り合ひたる娘の笑顔
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その拾漆首目の作は
隠岐へ行き 隠岐より戻り 二十日経て
懐かしみをり あの子の笑顔
歌の心はその男の隠岐に滞在中にいたく
世話になりたる観光協会の磯田嬢への労ひの思ひの
籠りたる作なり。
厚く御礼を申し上げる。