第2804段 連作『隠岐の島にて』其の拾陸 隠岐より帰宅
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その拾陸首目の作は
無傷にて 再び三河の地を 踏むは
なによりの事 命嘉する
自宅へと戻りたるは11月2日の夕刻なり。
「命嘉する」とは命を持ち帰りたる自分を褒め称へての言なり。
無事の帰宅、いとめでたし。