第2803段 連作『隠岐の島にて』其の拾伍 隠岐より遠く大山を望み観て
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その拾伍首目の作は
出雲の国の 風土記によれば 大神岳
とも称さるる 大山厳つ
この作は帰路に就きたる西ノ島の別府港より出航の
フェリーより日本海越に聳えたつ聖なる大山を
拝みての作なり。