第2797段 連作『隠岐の島にて』其の玖 隠岐諸島の成立ち
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その玖首目の作は
悠久の 地球の歴史 知らさるる
海底火山 噴火の痕跡
隠岐諸島の成り立ちは太古の時代の
海底火山の噴火により隆起し生まれ
湾内はその巨大なる噴火口のカルデラ湖の痕跡なり。
まさに凄まじきは地球の持つエネルギー量なり。
巡りて啞然とすること幾たびとあり。