第2796段 連作『隠岐の島にて』其の捌 隠岐の島数
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その捌首目の作は
隠岐に来て 百八十もの 島ありと
知らされ巡る まほろばの島
歌の心はその男の隠岐の島に対する知識量の少なさを
表してゐて、行く以前は4~4の島数と漠然と思ひをりしこと
恥ずかしく反省しきりなり。
名前のある島の数のみにて180とはまさに驚きなり。