第2793段 連作『隠岐の島にて』其の伍 数多の神社
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その伍首目の作は
神社多き 隠岐の島々 それぞれに
数多の神の 古来より坐す
隠岐諸島には古代の神社のリストである
「延喜式神名帳」に記載されてゐるのが16社あり
諸島全体では100を超える数があり
当然のことながら神社の数以上に神々のまします
古き日本が遺りたる地域とぞ覚えての作なり。