第2790段 連作『隠岐の島にて』其の弐 隠岐行の決意
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その二首目の作は
人生の 最初で最後の 隠岐行か
心して見む 風土と人を
隠岐は今は島根県に所属なれども江戸期までは
島根県の出雲、石見と並ぶ一国にして
奈良時代より国衙、国分寺、国分尼寺もあり。
その独自なる風土を吸収し楽しまむの
心、昂りての作なり。