第2789段 連作『隠岐の島にて』其の壱 旅立ち
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、今を去る令和4年10月30日
島根県は隠岐諸島の一つの中ノ島の海士町での
第23回 隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式に臨むため
隠岐諸島へと行き数日間
滞在したる折の連作を
令和6年1月14日発行の
その男の所属する「桃の会」の機関紙である
桃の会たよりの55号に
『隠岐の島にて』と題し連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その一首目の作は
冥土への 土産の旅とな るやもの
思ひ抱きて 隠岐へと向かふ
歌の心は生まれて初めての隠岐行にして
最後の隠岐行きの思ひひしひしと抱きての感慨なり。