新編・伊勢物語 第2773段 一病息災の賀状の友を想ひて 星原二郎第2773段 一病息災の賀状の友を想ひて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年1月松の内の或る日 届きたる年賀状を読み 歌を 毎年の 病気自慢の 元気なる 賀状の友の 息災を祈(の)む 病気自慢の元気とは理屈に通らぬ措辞なれど その意味は一病息災なり。