第2752段 連作『初句切れの歌』其の拾肆 熱過ぎる
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』283号に
【初句切れの歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その14首目の作は
熱過ぎる 信州諏訪の旦過の湯五十度近く二秒で出でつ
「旦過の湯」は諏訪大社の近くにある共同浴場にて
そこの名物湯が平時48度、時には50度にもなる
源泉か掛け流しの名湯にて
ある日、その男 行きて地元の人に勧められるままに
意を決し挑戦したる結果を詠みたる作なり。
而して、地元の強者は平然とこの超高温の温泉を
楽しみゐるとの事にて驚き、温泉文化の
裾野の広さ、多様性に感嘆の声を挙げ
生まれ出でたる作なり。
温泉好きの読者子よ是非ともお試しあれ。