新編・伊勢物語 第2751段 連作『初句切れの歌』其の拾参 手放せぬ 星原二郎第2751段 連作『初句切れの歌』其の拾参 手放せぬ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年12月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』283号に 【初句切れの歌】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その13首目の作は 手放せぬ 障害あれど山の湯へ車と免許なくては行けぬ 遠くない将来にはオール自動運転の自動車が安価に行き渡り 免許証なるもの意味を失ふ時代が到来するまでは 自動車の運転免許証なるもの必要とぞ覚えての作なり。