新編・伊勢物語 第2748段 連作『初句切れの歌』其の拾 春よ来い 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第2748段 連作『初句切れの歌』其の拾 春よ来い

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男、令和5年12月5日付けの

立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』283号に

【初句切れの歌】と題し連作15首を発表し

評価を世に問ひけり。

その10首目の作は

 

春よ来い 歩きはじめたわが孫がお靴を持ちて外へと誘ふ

 

童謡の『春よ来い』は早稲田大学の校歌の『都の西北』の作詞者にして

良寛和尚の研究者として名高き越後の国は糸魚川市の泰斗である

相馬御風先生の代表的な作にて新幹線の糸魚川駅の発車メロディーにも

用ゐられたる作をモチーフとしてその男の六人目の孫を詠みたる作なり。