第2712段 知立の市民劇団の戯曲『夏の夜の夢』
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年11月5日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首、次の歌
乙姫に 旦那が居るとは 知らなんだ
龍王なれば ちょっかい出せぬ
を事前に提出し臨みけり。
戯曲『夏の夜の夢』といへば彼のシェイクスピアの
喜劇の『夏の夜の夢』を連想させるのであるが
この作は知立の市民劇団の「のらねこ」の
12月に上演の脚本を読みての作なり。
この戯曲の改脚本家は牧正彦氏にして
市井の鬼才なり。
因みに登場人物はといへば、
オヨネーズの「麦畑」の松吉、お米
赤ずきん、くまもん、
ロミオとジュリエット、
そして、浦島太郎、乙姫、さらに龍王と
破天荒なる出演者ばかりにて上演の
12月を待ち遠しく楽しみはいや膨らみにけり。
而して歌会での評価は作品の内容が充分に理解されず
低き得点にとどまり残念なり。