新編・伊勢物語 第2700段 初恋の思ひ出 星原二郎第2700段 初恋の思ひ出 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年10月下旬の或る日 若き日の苦き恋の思ひ出を懐かしみ 歌に 恋敵(ライバル)は 御曹司にて わが輩は 素手の孫六 勝てるはづなし ※「素手の孫六」とは美濃の国の 刀工の「関の孫六」もじりたる語にて その意はは単に素手にて立ち向かふこと。 その男の17歳の苦き初恋の思ひ出なり。