第2587段 淡墨桜と君を写真に収めて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に
【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
而して、その15首目には入れざれど
没にするには惜しみたれば
更にまう一首
背景は 淡墨桜 笑む君を
写真に収め 佳き日なりけり
今やカメラ機能付きスマートフォンは広く国民に浸透し
常識化しつつありその誰もがSNSにて発信者となり得る
世の中にてその男も例外ではなくこの段となりけり。
而して、その証拠の写真は個人情報のため
あへて投稿は控へるなり。