新編・伊勢物語 第2585段 根尾の淡墨桜 其の拾伍 星原二郎第2585段 根尾の淡墨桜 其の拾伍 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その15首目の作は 名の高き 桜はあまた 日の本に ありとし言へど 西の横綱 東の横綱は甲斐の国は武川の神代桜とぞ覚えけり。 而して、日本の三大桜といへば会津の国は三春町の滝桜にて いづれも甲乙つけがたき名桜なり。