新編・伊勢物語 第2580段 根尾の淡墨桜 其の拾 星原二郎第25780段 根尾の淡墨桜 其の拾 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その10首目の作は 数多なる 人に見られて 写されて 淡墨桜 何と思ふや この桜の花びらの色は咲きはじめはピンク色にて 満開時は白色、そして散る時は淡墨色と変はりゆくによりて その名前が付きたる由縁なり。