新編・伊勢物語 第2578段 根尾の淡墨桜 其の捌 星原二郎第2578段 根尾の淡墨桜 其の捌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その8首目の作は 身はいたく 老いたれ 花は美しく われの心も かくやあれかし この桜、樹高16.3メートル、幹周囲は9.9メートル 枝張りは東西26.9メートル、南北は20.2メートルの 巨樹なり。