第2528段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の拾伍
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その十五首目の歌は
わが書架に 『歌徳』『続歌徳』 『去来吟』
この後も永く 輝りてあるらむ
石田圭介先生には多くの著書があれども
この三冊の書物のうち二冊は歌論集にて、『去来吟』は歌集にして
その男の大切なる蔵書にて愛読書なれば感謝の念を込めての作なり。