第2524段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の拾壱
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その十一首目の歌は
歌の持つ 徳を説くこと たびたびの
桃の後記は 今も標ぞ
歌誌『桃』の後記は山川京子先生と石田圭介先生が
隔月に書くのが伝統にて偶数月の石田圭介先生は
後記に歌論を展開するのが恒例にして
その中心は歌の持つ徳、つまりは【歌徳】論を披露する事にて
その功績を讃へての作なり。