第2522段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の玖
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その九首目の歌は
謦咳に 初めて接しし 日は遠く
さだかならねど 荻窪ならし
その男が桃の会に初めて参加したるは昭和52年3月の歌会にて
その数年後の300号記念歌会の折に上京し会いたひたる事を
思ひ出しての作なり。